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お知らせ 新電元メカトロニクス

”めかとろ通信 第29号” <比例ソレノイドの制御>

新電元メカトロニクスではお客様とのよりよいコミュニケーション作りを目的に『めかとろ通信』を発行しております。
新製品情報・技術情報・用途例などを定期的に掲載してまいりますので、是非、ご一読ください。

ご注意:『めかとろ通信』に掲載されている内容は、執筆時点での情報に基づいておりますので、ご注意ください。

比例ソレノイドは、通電電流によって出力が制御できるように設計されています。前号(めかとろ通信第28号)ではその原理や応用例について説明しました。その中で、駆動には一般のソレノイドと異なるテクニックが必要であることを示しました。今回は、その中から比例ソレノイドを駆動して制御するために必要な考え方と、その具体的な方法を説明します。
比例ソレノイドの推力は電流で制御しますから、電流は精密に制御しなければなりません。また、比例ソレノイドには特有の問題があるので、これを解決するために一工夫が必要です。
比例ソレノイド特有の問題とは、ヒステリシスです。具体的には、電流の上昇と下降で得られる推力に生じる差、同じ電流でも位置が変化した際の往路と復路に生じる差です。これが、制度、制御性に大きく関わります。そして、これを解決する手段がディザを加えた駆動方法です。これらを順に説明します。