インバータやコンバータなどの電源回路には多くのパワー半導体が利用されています。中でもダイオードは非常に品種が多く、その中から適切なものを選定しようと思っても「どこに着目して選べば良いか分からない」「カタログを見るかぎり違いが分からない」といった理由から「昔から使っていて問題がないから同じものを使い続けている」という声も聞かれます。

設計する回路動作に適した特性のダイオードを選定することが肝要ですが、そのためには「どの特性に着目して選定すればよいか」「気を付けなければならないポイントはどこか」といったことを理解する必要があります。

ダイオードには多くの種類がありますが、本セミナーでは半導体の基本原理であるpn接合の整流作用までさかのぼり、まずは一般整流ダイオードについて、その特徴、長所と短所を解説します。「何と何がトレードオフになっているのか」を把握することで適切な選定、評価を行うことができます。短所を適切に評価することの重要性とともに、カタログには表現しきれないこともあるということを、実例を交えて解説します。

こんな課題を抱える方におすすめ

ダイオードの原理について基礎的なところから理解しておきたい
用途、回路動作に合わせたダイオード選定のポイントを知りたい
選定を誤ったときにどんなことが起きるか知りたい

プログラム

1.半導体材料としてのシリコンの特性
2.ダイオードの原理・・・pn接合による整流作用
3.一般整流ダイオード
4.カタログでは分からない「違い」
5.質疑・応答

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