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”めかとろ通信 第37号” <事例紹介>トラブル事例集

トラブル事例集

当社の標準ソレノイドは多くの種類があり、 多様な負荷の駆動に用いていただけます。 ただ、 基本的な注意を払っていただかないと思ったような動きをしなかったり、 場合によっては壊れたりします。 ときどきお客様からのお叱りをいただくこともありますが、 それらの中には少々注意を頂くことで回避可能なものが少なくありません。 カタログに記した注意事項の中には理解が難しいものもあるようです。 そこで、 今回はそのような基本的な注意事項にまつわるトラブル事例をご紹介してみたいと思います。

■1.コイルの発熱

□1.1しばらくすると動かなくなる

  • 温度上昇で電流不足

ソレノイドは通電すると電力消費量に応じた発熱を生じます。 コイルは銅線を巻いて作られており、 温度の上昇とともに銅の温度係数にしたがって電気抵抗が上昇します。 このため、 印加電圧が同じならコイルの温度上昇とともにコイル抵抗の増加で電流が低下、 吸引力は減少することになります。この減少分を見込んでコイルを選定し、 駆動電圧を設定する必要があります。

□1.2.コイルが焼損した

  • コイルの焼損
  • 最大通電時間を超えて通電
  • 必要以上の電流値

ソレノイドは通電すると温度が上昇します。型式によって、通電できる限界の電力が定められておリ、 カタログに記載されています。 定格表には連続で通電する場合と、 代表的な通電率の場合が記載されています。 この値以下で使用しないとコイルは焼損することがあります。
通電電圧は、 必要な吸引力を得るのに必要なだけ、 できるだけ低い値とし、 通電時間も可能な限り短くします。 カタログに記載された電圧は目安とし、 負荷の大きさから判断してください。 このとき、 最大通雷可能電力を上回ることが無いようにします。

つづき(■2~■10)はPDFでご確認ください。