PoE（Power Over Ethernet)技術は、イーサネットのケーブルを通して、電力供給とデータ転送を同時に実現する技術です。それぞれの装置のために電力供給のケーブルを敷く必要がなく、ケーブル敷設のコスト低減ができます。
このギガビットネットワーク接続システムは、電力供給用の配線が不要で、イーサネットケーブルだけの配線でよいので、将来ネットワークの拡張が必要となったとき、容易に拡張でき、トータルなコストの低減につながります。

EN50155 ManagedEthernetスイッチは、過酷な環境下でも安全で信頼性の高いギガビット速度ネットワークを構築できます。特に、極めて劣悪な振動に晒される環境にも対応可能な、堅牢且つ安全なイーサネットネットワークを提供します。

主な特徴

• ギガビットネットワークは将来のネットワーク拡張が容易で、拡張際の投資コストを低減します。
• PoE技術は、イーサネットのケーブル一つで電力供給とデータ伝送を可能とし、個別に電力供給の配線が不要ですので、取付費用の低減となります。
• システムに冗長性を持たせることにより、信頼性を向上し、メンテナンス費用の削減に貢献します。
• 安全なシステムが、ハッカーによるシステムへの侵入を防止します。
• リモート管理により、物理的な制御装置が不要ですので、メンテナンス費用の削減に寄与できます。

アプリケーション

• システムに接続するオンボードイーサネットネットワーク：
  -旅客情報システム
  -旅客娯楽システム
  -監視システム
  -旅客Wi-Fi

電気的特性

• データ転送速度最大10Gb/s PoE802.3at/az

機械的特性

• IP40
• 使用温度範囲-40 ～75˚C (-40 ～167˚F)

各種規格

• (EN50121-3-2, EN55011,EN50121-4)
• EMS
• EN61000-4-2 (ESD), EN61000-4-3(RS),
• EN61000-4-4 (EFT), EN61000-4-5(Surge),
• EN61000-4-6 (CS),EN61000-4-8
• EEN61000-4-11
• IEC60068-2-27,IEC60068-2-32
• IEC60068-2-6
• EN60950-1